月別アーカイブ: 2022年1月

パーカーが、結構役に立ちます

今日もめちゃくちゃに寒いですね。
今夜も、部屋で焼酎のお茶割りを飲みながら音楽を聴いてリラックスしています。

今朝、ゴミ捨てのために外出したのですが、ニット帽の上にパーカーのフードを被っていったら首を外気から遮断されてとても快適でした。
若いときは、フードを被ると、ねずみ男みたいになっちゃうから、被らなかったんだけど、帽子をかぶれば、そうはならないということに最近まで気づかなかったのです。
もったいないことをしました。

「お金と権力が大好きで、何よりも金儲けを最優先する。あるときは鬼太郎の味方であり、あるときは敵になる。平気で嘘をつき、人を裏切る、欲にまみれた人物。怪しげなビジネスに手を出してはトラブルを引き起こすいつも最後は鬼太郎に助けられている。自称鬼太郎の大親友」[1]

これは、ゲゲゲの鬼太郎に出てくる、ねずみ男の人柄だそうです。
ゲゲゲの鬼太郎は、子供の時に、学校から帰ってきて夕方5時ぐらいからテレビで放映されてのを見てました。
ねずみ男がダメなのは言うまでもありませんが、鬼太郎も、もちょっと毅然とした態度をとらないといけませんね。
インターネットの普及で一般の人が情報発信しやすくなったので、インターネット普及前と比べると悪事が人目に触れる機会が増えているので、ねずみ男のような人物は住みにくくなっているように思います。
窮屈な世の中になったという声も聞くけれど、住みやすい世の中になっていっているのではないかと思っています。

パーカーから、こんな話になりましたが、別にオチとかありません。
強いて言うなら、パーカーがとても、機能的な服だと言うことに気付きました、ということでしょうか。
大学生の頃、厚木に住んでいて、バイトでクリーニングの配達をしていたのですが、配達の車でよくFENを聴いていて、1989年12月発表の”Jane Child”のアルバム”Jane Child”に収録されている”Welcomo To The Real World“が、よくかっていたことを覚えています。
留年してしまって(サボっていたので自業自得なのですが)、友達がみんな卒業の準備をしている時期で、とても寂しい気持ちで聴いたものです。
私は、同アルバムの、”Don’t Wanna Fall In Love”が好きなので、この曲を聴いて、当時の寂しい気分を思い出しながら、今日の晩酌を終わりにしたいと思います。

お気にに召しましたら、こちらからどうぞ→Jane Child – Don’t Wanna Fall In Love

参考資料

1. 「ゲゲゲの鬼太郎キャラクターねずみ男」(東映アニメーション株式会社)https://www.toei-anim.co.jp/kitaro/character/02.php

望月ファームの粉末煎茶の特徴

粉末煎茶です

(お湯200mlあたり粉末煎茶1gの割合で調製すると、見た目はこんな感じになります。お茶150ml一杯に粉末煎茶を0.4〜0.75g程度使用すると考えると、一袋で50〜100杯程度飲めることになります)

望月ファームのお茶は、少し甘みがあって苦みは少なめの美味しいお茶です。
他の茶園のお茶とブレンドしていないので個性的なお茶といってよいと思います。
そんなお茶を粉末にしたのが、望月ファームの粉末煎茶です。

(粉末煎茶は、煎茶を微粉砕したもので、写真な粉末状の煎茶です。見た目は、抹茶に似ています)

飲み方は、こちらをご参照ください。

望月ファームの粉末煎茶に使用している茶葉には、農薬を使っていません。
また、隣接した竹林から採れた筍の皮を肥料としています。
お茶に甘みがあるのは、この筍の皮に秘密があるのではないかと思っているのですが、残念ながら、科学的に検証していないのでよくわかりません。
しかし、望月ファームの他の茶畑から採れるお茶よりも甘みがありますので、結構当たっているのかも知れないと思っています。
繰り返しになりますが、望月ファームの粉末煎茶は、農薬が使用されていないことに加え、筍の皮を肥料として使って栽培されている茶葉のみを原料としています。

お茶は、美味しいだけでなく、からだによい成分が含まれています】
 静岡県のホームページにお茶の健康効果が掲載されています。
 是非、お読みください。
 「お茶の健康効果」(静岡県経済産業部 農業局 お茶振興課)

【粉末煎茶のよいところ】
・急須が要りません ⇒ 楽ちん
・茶殻が出ません ⇒ 楽ちん
・抹茶と比べるとカフェインが少ないです[1]
・抹茶と比べるとカテキンが多いです[1]
・お茶の繊維質を摂れます[2]
 
望月ファームの粉末煎茶のよいところ】
・農薬不使用なので残留農薬がありません(※1) 
・甘味があります
・苦みは少なめです

【望月ファームのお茶へのこだわり】
・農薬をつかいません
・有機肥料しか使いません
・一番茶のみを使用(※2)
・他の茶園の茶葉とブレンドしません

【望月ファームの粉末煎茶へのこだわり】
・筍の皮を肥料とした茶葉のみを使用

望月ファームの粉末煎茶この茶畑の茶葉のみを使用

望月ファームの粉末煎茶は、上記の茶畑から採れた茶葉のみを使用。
こちらの茶畑では、筍の皮を肥料として使用しております。
それが、お茶の甘さを引き出している可能性があるのですが、はっきりとしたことは分かっていません。

そして何よりも、望月ファームの粉末煎茶は甲類焼酎にあいます!!
もちろん、私は、お茶としても毎日飲んでおります。

※1 望月ファームは、農薬の適正使用を否定するものではありません。
※2 一番茶の後に刈り取った茶葉は、地面に戻って茶の木の栄養分になります。


一日の終わりに、温かい焼酎のお茶割りを飲みながら、音楽でも聴いてリラックスしませんか?

Fragile
作曲: スティング
Kenny Barronの1991年のアルバム『The Moment』の収録曲。
(日本人じゃないのに、なぜか久しぶりに会った同級生のように見えます)

出典: Wikipedeia
https://en.wikipedia.org/wiki/The_Moment_(Kenny_Barron_album)

お気に召しましたら、こちらからそうぞ→ Kenny Barron – Fragile


こちらは、Fragileの原曲です。

Fragile
作詞・作曲: スティング
『Nothing Like the Sun』の収録曲。
1987年にニカラグアの水力発電プロジェクトへ従事していた際に、コントラに殺されたアメリカ人土木技師ベン・リンダーへの敬意を表した曲である。

出典: Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Fragile_(Sting_song)

お気に召しましたら、こちらからどうぞ→ Sting – Fragile

2022年3月6日(まん延防止等重点措置の延長にともない3月21日まで延長します)
1個に1個付いてくるキャンペーンは「まん延防止等重点措置」の終了予定の2022年3月21日に終了を予定しています。
※全ての都道府県で「まん延防止措置」が解除されたら終了します。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/preve-spreading/
https://corona.go.jp/emergency/pdf/kouji_20220125.pdf

参考資料

1. 『七訂 食品分析表 2018』女子栄養大学出版部, 2018 (p.214-p.215)

2. 「日本産食材ピックアップ 抹茶」(独立行政法人日本貿易振興機構)
https://www.jetro.go.jp/agriportal/pickup/greentea.html

一年でも最も寒さの厳しい時期「大寒」というだけあって寒いですね

二十四節季の「大寒」、七十二侯は「ふきのはなさく」。
一年の中で、今が一番寒い時期ですね。
ここでいう「ふき」とは、よい香りで少し苦い「蕗の薹」のふきです。

ちょっと調べてみたら「ふき・ふきのとうはあく抜きして⾷べましょう」だそうです。
料理をされる方はご存知なんでしょうけど、私は全く存じませんでした。
自然の草花の中には、虫や動物から身を守るために、毒を備えているものもあるのですね。[1]
やたらその辺の草花は食べないように気を付けたいと思います。
(食べたことはないし食べる気もありませんが、話の流れで一応そのようにいっておきます)

さて、寒い時期には、望月ファームの粉末煎茶でお茶割り(ホット)がお勧めです。
(もちろん、未成年の方はダメです)

いきなり宣伝でいやらしいとお思いかも知れませんが、自信を持って販売しておりますので、恥ずかしげもなく宣伝します。

望月ファームの粉末煎茶で、人生に喜びを‼

ところで、望月ファームの粉末煎茶のパッケージの裏に「小さじ1/2程度(1g)の粉末煎茶を目安にお湯又は水200mlとよくかき混ぜてお飲みください」と目安の量を記載してあるのですが、「小さじ1/2程度ってどうやってはかるの?」というご質問がありましたのでお答えするつもりで、望月ファームの粉末煎茶をスプーンですくって写真を撮ってお見せしようかと思いましたが、インターネットで分かりやすい写真を見つけましたので、ご紹介したいと思います。

その分かりやすい写真は、先日も登場していただいた味の素さんのホームページにありました。
こちらを参考にしていただければと思います。

度々、味の素さんが登場しますが、私は味の素さんのまわし者とかそういったことではありません。

まわし者ではなく、ユーザーです。
焼きそばには必ず味の素を入れます。
ちょうどよい加減で入れると美味しいんですよ。
入れすぎると不味くなっちゃうから加減が重要です。
あと、焼きそばがグチャグチャになるのが嫌なので、私は水とか液状のダシとかはいれません。
キャベツの水だけ、ダシは味の素でOKだと思っています。
極限まで水気をなくすために、キャベツと焼きそばを別々に焼いて麺がゴワゴワになるまで焼くこともあるくらいです。
私はドライな焼きそばが好きなんです。
私が作る焼きそばは、「焼きそばスーパードライ」です。
たまに、いい感じのドライな焼きそばに出くわすことがあるけれど希ですね‼

それから、度々、味の素さんに登場いただきましたが、静岡県のお茶には調味料は一切入っていませんので、誤解なきようお願いいたします。[2]

あと、以前にも「ネオつぶやきの友」でお知らせした通り、粉末煎茶の量は、結構いい加減でも美味しくいただけますので、あくまでも目安としてお考えいただければと思います。

まあ、色々申し上げましたが、こんなご時世なので、家でジャズでも聴きながら一杯いかがですか?

ビル・エヴァンス- Displacement

昔たまたま立ち寄ったレコード屋さんにジャズのCDがいっぱいあって、「ジャズって、どんなものかな?」と思って店主のおばさんに勧めCDを何枚か選んでもらったことがあったのですが、その時のおばさんの一押しがビル・エヴァンスでした。

家に帰ってすぐに聴いてみたけど「おばさんの一押しだけど、あんまりピンとこないなぁ」と思って何年か放置していたのですが、何かのきっかけで改めて聴いてみた時に気に入って、いまでは、Amazonミュージックのお気に入り曲の中にビル・エヴァンスの曲がいっぱい入っています。

今日も、焼酎のお茶割りで酔っぱらってしまったので、そろそろ終わりにしたいと思います。

新型コロナウイルスのオミクロン型の感染が急拡大しています。
非常に感染力が強いということなので、どちら様も感染などされないよう、お気をつけください。
https://www.pref.shizuoka.jp/kinkyu/covid-19-keikailevel.html

参考資料

1. 「ふき・ふきのとうはあく抜きして⾷べましょう」(農林⽔産省消費・安全局農産安全管理課) https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/naturaltoxin/attach/pdf/pyrrolizidine_alkaloids-4.pdf

2. 「農薬・添加物について」(公益社団法人 静岡県茶業会議所)
http://shizuoka-cha.com/index.php/faq/faq07/08/

「三倍増醸酒」と「合成清酒」の続き

前回の投稿は、書いている途中で眠くなっちゃって、中途半端な終わり方をしましたが、こんな説明をすればいいんじゃないかと思い付きました。

1.合成清酒
①米以外の原料(でんぷんにアミノ酸を加えたもの)を発酵させ清酒に似た特徴を持った醸造酒をつくって、それにアルコールや調味料を混合する「発酵法」と②清酒を化学的に分析した結果得られたアミノ酸、糖類、コハク酸などの成分を糖蜜やイモなどからつくった醸造アルコールに加えた「純合成法」を組み合わせた③「理研式発酵法」でつくられた「理研酒」に④酒質を上げるために税法上「香味液」と呼ばれる、5重量%の酒造米を使用してつくられた味付け用米酒(醸造酒)を加えた混成酒。[1][2][3]

2.三倍増醸酒
清酒を醸造アルコールで増量して糖類、酸類など加えた醸造酒だったもの。[3]

以上の理解でよろしいでしょうか?

1959年と古い論文からの引用になりますが、清酒と合成清酒の違いを端的に表現すると以下の通りです。

「現在では清酒と合成清酒の差は、米の使用量の多寡によるといつても過言ではないと思う。もつと言葉をかえていうと清酒は米と芋(アルコール)、合成酒は芋と米からできていつてもよい」[2]

当時は、清酒のほとんどがアルコール添加や三倍増醸酒だったので、このような表現になったと思いますが、調味料を入れていないアルコール添加の清酒が同列に扱われるとは、昔の本醸造酒は合成清酒みたいな感じだったのかな?

まあ、素人なのでこの程度の理解で勘弁してくださいということで終わりにしようと思います。
「その説明は違うよ」とか「この方が分かりやすいよ」とかございましたら、ご教示いただければと思います。

またここに飲みに行くことがあったら、焼酎の梅干割を飲みながら、「合成清酒っていうのはね」とかいいながら、ウンチクをたれたいので、よろしくお願いします。

参考資料

1.「理研酒 ─ 合成酒の発明と事業化の成功」(国立研究開発法人理化学研究所)
https://www.riken.jp/pr/historia/riken_shu/index.html

2. 飯田茂次「合成清酒の現状」日本農芸化学会誌30巻12号, 1956

3. お酒全般に関するもの(国税庁)
https://www.nta.go.jp/about/organization/tokyo/sake/abc/abc-general.htm

「三倍増醸酒」と「合成清酒」

今回は、「三倍増醸酒」と「合成清酒」について調べることになっていたので、それぞれの原料、製法、味の特徴を一覧表にして、「犯人はコイツだ」ってやるつもりだったのですが、原料がよくわからないという状況になって、表を作成し始めたものの完成させられなくて、予定していた比較が出来なくなってしまいました。

そういうわけで、「三倍増醸酒」と「合成清酒」の発祥と現状ぐらいは書きだそうと思って、書き出しました。
(合成清酒の方が開発された時期が早いので、合成清酒、三倍増醸酒の順番で書きだしました)

1.合成清酒
1919(大正8)鈴木梅太郎が、原料に米を使わない合成酒“理研酒”の製造法の研究を指示、でんぷんにアミノ酸を加えて発酵させ、アルコールや調味料を混合する「発酵法」が開発された。[1]
現在は、アルコールにブドウ糖やアミノ酸類、酸などを混ぜ合わせて製造した純合成清酒に清酒を7%混和して製造。[2]

2.三倍増醸酒
戦後の食糧難の中で密造酒が横行していたため、1949(昭和24)年に、アルコールの他、糖類、酸類などを添加する増醸(三倍増醸)方が開始された。2006年の酒税法改正により、副原料の使用量は白米重量の50%以下に変更されたため、三増酒は清酒ではなくなった。[3][4]

立ち飲み屋で飲んだ不味い熱燗は、いつも飲んでいる吟醸酒や純米酒や本醸造酒とは全く違う味なので、合成清酒か三倍増醸酒のどちらかだと思って調べはじめたのですが、2008年には三倍醸造酒は清酒ではなくなっていたことがわかったので、あれは合成清酒だったのかな?とも思ったのですが、副原料の量が50%以下の増醸酒が存在するなら、それは清酒と呼べそうですので増醸酒の可能性もあります。
しかし、もう眠いのではっきりさせないでそのまま終わりにします。
眠気がないときに、蒸し返すかも知れません。

どちらの酒も食糧難のなかで開発されて、その後も色んな事情があって存続したようですので「不味い熱燗」といういい方は少し失礼だったと反省しています。
清酒に似せて作ったのだから「不味い」とかじゃなくて「ちょっと似てないね」とか、そういったい表現の方がよかったかも知れません。

それから、合成清酒を開発した鈴木梅太郎さんという方は、牧之原市出身でビタミンB1を発見した方だということがわかりました。『黎明期における郷土の科学者』という戦時中に出版されたと思われる本に梅太郎さんの人となりが書かれていました。富士宮中央図書館にあるので、興味のある人は読んでみてもいいかも知れません。
(古い本だったので破損すると嫌だなと思って、私は少し見てみて止めちゃいまいましたけど)

三倍醸造酒と合成清酒について調べるだけで、結構時間がかかっちゃったので、今日はこれまでです。

参考資料

1.「理研酒 ─ 合成酒の発明と事業化の成功」(国立研究開発法人理化学研究所)
https://www.riken.jp/pr/historia/riken_shu/index.html

2「お酒のはなし」(種類総合研究所情報誌)平成17年3月30日 (P.6)
https://www.nrib.go.jp/sake/story/pdf/SakeNo07.pdf

3.『醸造の辞典』(朝倉書店)2021年6月1日(P10)

4.「日本酒何でもFAQ」(菊正宗酒造株式会社)
https://www.kikumasamune.co.jp/mondou/faq5.html

東京の立ち飲み屋で樺太出身のおじさんとアラスカの青年と一緒に飲んだら結構楽しかった

前回の予告の通りのタイトルです。
(2008年1月26日の話です)

東京都立美術館へ「ルーヴル美術館展 フランス宮廷の美」を見に行ったついでに、カッコいいジャンパーを探しにアメ横に行きました。
アメ横に行くと「アメ横でジャンパー、特価品のジャパー、無理してあの娘に買ってやったら、もう給料ないもんね」[1]という、男前な歌が頭の中で繰り返し聞こえてきてしまうのは私だけでしょうか。

※昔の写真を載せると、自動で日時が表示されるとは便利です。手を加えた写真は日時が表示されないみたいです。

中田商店ジャラーナを見たあと、赤い提灯に引き寄せられて、熱燗を一杯飲んだのですが、妙に甘いし日本酒の嫌な部分が強調されたような風味でとにかく不味い。あの後にも、あれほど不味い日本酒を飲んだことがないので、今までの人生で飲んだ中で、一番不味い日本酒ということになります。(だから、店の名前はわからないように、モザイクをかけました)

そこで、前回の「『今まで醸造アルコールというのが入っていたのかな?』思っていたのですが、どうも違うのではないかと思い当たるようなことが、『「知識ゼロからの」日本酒入門』に書かれていたのです」につながるわけです。

何が書かれていたかというと、「戦時中の米不足によって、酒の生産量も激減して行ったが、それを補うためにアルコール添加(略してアル添)が始まった。大量のアル添は味が辛くなるだけなので、それに糖類やグルタミン酸ナトリウムなどを加えた三倍増醸酒(略して三増)なるものも開発された」[2]です。

「糖類やグルタミン酸ナトリウム⁉」

糖類は言うまでもなく甘み、グルタミン酸ナトリウムは旨味です。
先日のブログで登場した「味の素」ですね。
三倍増醸酒というものが犯人である可能性が極めて高くなってきました。

そこで、「三倍増醸酒」について調べてみたのですが、もう一つ「合成清酒」というのが出てきて、別々の扱いになっているように見えるし、「2006年の酒税法改正により、副原料の使用量は白米重量の50%以下に変更されたため、三増酒は清酒ではなくなった」[3]という情報も見つけて、もうちょっと調べる必要がでてきたので、日本酒の話題は次回に先延ばしして、今日のテーマに進みたいと思います。

赤ちょうちんに誘われて立ち寄った立ち飲み屋で、焼き鳥を食べながら不味い熱燗を飲んでいたのですが、私の右側で飲んでいた白人青年がどこから来たのか気になって聞いてみたらアラスカから旅行に来たとのこと、私の左側で飲んでいたおじさんが、私とバリーの会話を聞いて「通訳してくれないか?」って話しかけてきたので、バリーにあれこれ聞いてみたのですが、英語力が足りなくてあまり情報を引き出せない上に「こういう時は、こうじゃなくて、こう言うんだよ」とバリーに英語を訂正されてしまう始末。
そんな、まどろっこしい状況の中、突然、おじさんがロシア語で青年に話しかけたら青年もロシア語で返して、一気に会話が進みました。

2008/01/26 17:16

バリーは、「アラスカの冬はものすごく寒くて、寒さのために仕事ができない時期に休みを取って旅行しているのだ」といっていました。
おじさんは、カラフト出身なので少しロシア語が出来るとのことでした。

焼酎の梅干割を飲んでいたら、バリーが「それは何か?」とたずねてきたので”plum”だと説明したら、同じものを飲んでみたいというので、代わりに注文したら、バリーも「美味しい」と気に入ってくれました。
(バリーには、梅干を”plum”と教えたけど”pickled plum”が正しいみたい。でもきっと、日本を旅行してる間に、梅干しが何なのかわかってくれたと思う)

何を話したか覚えていませんが、見ず知らずの3人で2時間ほど酔っぱらって盛り上がって、そろそろ時間だということになって解散しました。
おじさんが私とバリーが飲んだ分を全てご馳走してくださいました。
バリーは鶯谷の方に宿をとっているということだったので、鶯谷駅の近くまで2人で酔っぱらっていい気分で歩いて、駅の近くまで来た時にバリーに向かって”I have to go”といい残して走り去った(カッコいい感じで)のでありました。

2008/01/26 19:14

バリー以外にも英語力の不足でコミュニケーションに手間取ったことが度々あって、この3年後に改めて英語の勉強を始めました。
改めて英語の勉強を始めた3年後、海外や国内の外国人との取引を担当するようになって、英語の勉強が仕事に大いに役立ちました。

今日はここまでです。
次回は、「三倍増醸酒」と「合成清酒」について、調べていきたいと思います。

参考資料

1. 作詞作曲: 忌野清志郎 編曲; DANGER「あの娘とショッピング

2. 尾瀬あきら『「知識ゼロからの」日本酒入門』幻冬舎, 2001年 (p.69)

3.日本酒なんでもFAQ(菊正宗酒造株式会社)
https://www.kikumasamune.co.jp/mondou/faq5.html

本醸造の話のつづき

昨日、本醸造のところで眠くなってブログを中断したのですが、今日も一杯飲んでいるのでもう眠いです。
そういった訳で、本醸造のことを本から引用して何か書くのはちょっと辛くなってきたので、ネット検索してみたら、よいページが見つかりました。

「清酒の製法品質表示基準」の概要(国税庁)よりhttps://www.nta.go.jp/taxes/sake/hyoji/seishu/gaiyo/02.htm

本醸造の原料は、米、米こうじ、醸造アルコールです。
上記の表を見ると、不自然な味になる要素がありません。

実は2008年1月に東京の立ち飲み屋で飲んだ熱燗が、このようなことを申してよいのか、本当に迷いますが「とてもまずかった」ので、今まで「醸造アルコールというのが入っていたのかな?」思っていたのですが、どうも違うのではないかと思い当たるようなことが、『「知識ゼロからの」日本酒入門』に書かれていたのです。

つづく

【次回予告】
次回は、「東京の立ち飲み屋で樺太出身のおじさんとアラスカの青年と一緒に飲んだら結構楽しかった」です。

東京の立ち飲み屋で、見ず知らずの樺太出身のおじさん、やっぱり見ず知らずのアラスカからの旅行者バリー、私が3人で酔っぱらう話です。
※ブログ(消滅してしまった)に写真を載せてもよいと仰っていましたが、14年も前のことなのでモザイクを入れました。

沢の鶴がない

「東京に空がない」[1]ように、富士宮には沢の鶴がありません。
コンビニ×1件、いつも買いに行く酒屋さん×1件、色々売ってる酒屋さん×1件を見てみたのですが、沢の鶴がありませんでした。

もしかしたら、あと3件ぐらい回ったら見つけられたかもしれないけれど、私もそれほどヒマじゃないんです。
こんなブログを書いているんだからヒマだろうとお思いかも知れませんが、これは建前上、プロモーションミックスの人的販売という仕事です。
だから、ヒマだから書いているわけではない、ということにしておいてください。

そもそも、今日は夕飯がおでんだということで、だったら沢の鶴を飲んでみようと思って探しにいったので、沢の鶴がないのだったら、代わりの日本酒を買って帰らなければなりません。
そういうワケで、いつもの富士錦にしました。
今回は、熱燗にするので本醸造です。

「熱燗にするので本醸造です」

純米酒を熱燗にするのはもったいない、熱燗にするなら本醸造がよいと、たまに行く酒屋さんのおばさんから聞いたのです。

でも、それって本当かな?と思って、何年も前に買ったけど読んでなかった『「知識ゼロからの」日本酒入門』を物置から引っ張り出してきて、確かめてみたところ、吟醸酒ブームで吟醸酒の高い酒を冷やして味わう風潮が広まって、安い酒が燗で飲まれるとの扱われ方をした[2]らしいのです。

「なるほど」と思って、「では、本醸造ってなんだっけ?」と思って調べたらありました。
だから、書こうと思ったけど、おでんを食べながら熱燗を飲んで、ハイボールを飲みながらこのブログを書いていたら眠くなってしまったので、続きはまた今度にします。

(家庭の手造りおでんです。お腹いっぱいです。鍋の底にモツが入っていました。
※長年使った鍋なので少々見苦しくて申し訳ありません。
まだ残っているので明日も食べるけれど、ウインナーを入れたらどうなるかな?
ところで、シャウエッセンが包装形態を変えるそうです。1985年からあの包装形態だったようです)

それでは、また。

参考資料

  1.  高村光太郎『智恵子抄』竜星閣, 昭和16 (p.74)
    https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1129197/81?tocOpened=1

  2. 尾瀬あきら『「知識ゼロからの」日本酒入門』幻冬舎, 2001年 (p.37)

カルピスの原液と甲類焼酎の原液

先日、甲類焼酎と乙類焼酎の違いをまとめましたが、その中で、今は甲類焼酎は連続蒸留式焼酎と呼ばれていることが分かり、甲類焼酎には他のアルコールが混ぜられているという誤解が解けました。
日本酒には「醸造アルコールを混ぜる」ということが行われているようですので、近所のおじさんは日本酒と焼酎の話を混同してしまっていたのではないかと思います。

では、醸造アルコールは何か調べてみたところ、「沢の鶴株式会社」ホームページに以下の記述がありました。

「醸造アルコールは、主にサトウキビを原料として発酵させた純度の高いアルコールのことを指します。サトウキビ由来の香りや味はほとんどなく、クリアな味わいをしています。
甲類焼酎は、アルコール度数が36度未満に調整された醸造アルコールで、缶チューハイなどのアルコールも同じです」[1]

お気づきになられたかと思いますが、醸造アルコールは甲類焼酎の原液だったのです。
だから、醸造用アルコールはカルピスの原液みたいなもので、甲類焼酎はカルピスウォーターみたいなものだといえるのではないでしょうか。

「我ながら、うまい事を思いつくなぁ」

と思って書き始めたので「カルピスの原液と甲類焼酎の原液」というタイトルにしたのですが、今になって焼酎は何かで割って飲むからカルピスウォーターとは違うということに気付きました。

だからといって、タイトルを変えるのも悔しいので、お題をかえます。
新しいお題は「沢の鶴」です。

今回、醸造アルコールについて、沢の鶴株式会社さんが出てきたので引用したのですが、沢の鶴は私の中では 「沢の鶴」=「東京」 です。
(神戸の会社だけど)

サラリーマン時代、新幹線で出張に行く時は富士山側の席に座って品川で降りることが多かったので、品川への到着を知らせるアナウンスが流れてきて、PCを片付けて外を眺めてると「沢の鶴」の看板が見えてくるわけです。
そういったわけで、私の中では「沢の鶴」=「東京」なのです。

YouTube (https://youtu.be/KsNGk2PXTkc)

※ YouTubeで「沢の鶴」の看板が写っている動画を見つけました。2:15:51あたりから画面中央右側に「沢の鶴」の看板が見えてきます。

「沢の鶴」の看板
YouTube (https://youtu.be/KsNGk2PXTkc) より

東京に出たついでに、立ち飲み屋か居酒屋で、昼間から「沢の鶴」を飲んでみたいなぁと思ったものですが、まだ、「沢の鶴」は飲んだことがありません。

家飲みだと富士錦が多いし、友達の家で飲んでも、やっぱり富士錦か高砂富士正が多いし、外で飲むときは花の舞とか国香とかも飲むけど、沢の鶴を飲む機会はないんですよね。

そういうわけで、今年の目標は「沢の鶴を飲む」です。
そんな感じで、今日はこれぐらいで。

参考資料

1.「醸造アルコールとは?醸造アルコールを含む日本酒の種類と特徴」(沢の鶴株式会社)
https://www.sawanotsuru.co.jp/site/nihonshu-columm/knowledge/brewed-alcohol/

焼酎、甲類と乙類

昨日、同級生のホリさんからのメッセージを紹介させていただきましたが、堀さんがお茶割りに使ったのは宝焼酎とのでした。
普段は乙類を飲んでいると思うのですが、望月ファームの粉末煎茶を飲むために甲類を買ってくれたのだと思います。

乙類の方が独特の香りがあって、何も混ぜなくてもストレートやロック、水割りで楽しむことが出来ますし、乙類のほうが工業的ではないというイメージもあって好む方がいるようにも見受けられます。
一方で、甲類は工業的に合成されたアルコールが混入しているというイメージを持つ方がいらっしゃるようです。

しかし、そうではなく飲用のアルコールは、サトウキビ等やトウモロコシ等を発行させて作った発酵アルコール[1] ですから、甲類も全て原料は植物です。

合成されたアルコール(エチルアルコール)であったとしても、人体に有害な不純物を完全に取り除ければ、別に問題ないはずですけどね。

甲類と乙類の違いは蒸留方法の違いです[2]。

甲類: 連続式蒸留焼酎
乙類 単式蒸留焼酎

(注)平成18年5月1日から、焼酎甲類は連続式蒸留焼酎に名称が変更されています。
(注)平成18年5月1日から、焼酎乙類は単式蒸留焼酎に名称が変更されています。

話は変わりますが、もしかすると、甲類の焼酎は、味の素みたいに誤解されているかも知れませんね。


味の素は化学調味料と呼ばれているので、私の母親は味の素が工業的に合成されたものだと思って、一切使っていませんでしたが、テレビでサトウキビを発酵させて作られていることを知って、やっと最近になって使うようになりました。

甲類とか味の素とかは、呼び方の印象で損をしてしまっているかも知れません。
あと、精製塩もそうですよね。
あれは、メキシコ沖などの海水を原料にしているのに、工場で合成されていると勘違いしている人が少なからずいるんですよね。

ところで、甲類とか乙類という呼び方は平成18年に廃止になったのですね。
このブログを書いているなかで知りました。
それから、本格焼酎という呼び方も出来たのですね。
本格焼酎は、単式蒸留焼酎(乙種)の一種です[2]

誤解されてかわいそうな連続式蒸留焼酎(甲類)ですが、単式蒸留焼酎(乙類)と比較するとクセがないので、何にでもあうという特徴があります。
連続式蒸留では純度の高いアルコールが生成されて、それを水で薄めるので原料の持つ特徴がほとんど感じられない[3]からなのですが、だからクセがないわけです。
そういった理由で粉末煎茶を飲む時は連続蒸留焼酎(甲類)をおすすめしています。
ぜひ、一度お試しください。

富士錦さんの富士のしずくのように、クセがないから粉末煎茶にあう単式蒸留焼酎(乙類)もあります。
酒屋さんに相談すればクセのない単式蒸留焼酎(乙類)を探してもらえるかも知れません。

あと、これは個人的な感想ですが、粉末煎茶の焼酎のお茶割りは、飲んだ翌日に胃がヒリヒリしにくいので、胃に優しいような気がしています。
まあ、科学的な検証はしていないので、印象に過ぎませんので、誤解なきようお願いいたします。

それから、単式蒸留焼酎(乙類)も好きですよ。

参考資料

1.経済産業省製造産業局アルコール室『アルコール事業法の理解を深める』平成26年3月,(p.2)
 https://www.meti.go.jp/policy/alcohol/alc_pamphlet_rev.pdf

2.「焼酎に関するもの」(国税庁)
 https://www.nta.go.jp/about/organization/tokyo/sake/abc/abc-shochu.htm

3.「お酒の話 焼酎1(概要)」 (独立行政法人 酒類総合研究所) 
 https://www.nrib.go.jp/sake/story/pdf/ShochuNo01.pdf