粉末煎茶のシュウ酸について調べてみました

インターネットで粉末煎茶(粉末緑茶)について、お調べになられている方の中には、シュウ酸による結石を心配されている方もいらっしゃるように見受けられます。
そこで、今回は、「1日に何グラムのシュウ酸なら摂っても問題が起きないか」ということを調べることにしました。

身体に関わることですので、公的機関の情報をあたってみたのですが、結論を申し上げますと、シュウ酸の1日当たりの最大摂取量といった指標を決めるためのデータはなさそうだということがわかりました。[1]

公的機関という縛りを外して検索したところ、厚生労働省委託事業の公益財団法人日本医療機能評価機構で、シュウ酸とお茶について言及している資料を見つけました。それによれば、「シュウ酸カルシウム結石の患者の食事由来のシュウ酸について、その80〜85%は紅茶やコーヒーであったとされ、嗜好品としてのお茶類の摂取には、注意をする必要がある」という東欧からの報告があったことがわかりました。また、野菜やコラーゲンを含む食品の大量摂取は体内におけるシュウ酸の過剰生産を招く可能性があるので注意が必要となる[2]こともわかりました。

大量にシュウ酸を摂ること、大量に野菜を摂ることによる体内におけるシュウ酸の過剰生産がおこる可能性があること、それらが結石の原因になるかも知れないということは分かりましたが、摂っても問題のない量は分かりませんでした。

摂っても問題のない量が分からないのであれば、どの食物に何グラム入ってるか分かったとしてもどうすることもできませんが、食品に含まれるシュウ酸の量が記載された表を記載しておきます。
表2に煎茶が記載されていますので、この表を記載することによって、一応は今回のテーマを終了させられます。

出典: 「Mindsガイドラインライブラリ」(公益財団法人日本医療機能評価機構)

というわけで、シュウ酸の摂取量という面から見た1日当たりに飲んでよい粉末煎茶の量はわかりませんでした。
素人がインターネット調べものをしても、この程度のことぐらいしかわからないということでしょうか。

「そんな話を聞いても、モヤモヤするだけだよ」という方がいらっしゃると思い、色々探してみたところ「結石の予防法」[3]を見つけました。
こちらをお読みいただいても、モヤモヤは解消しないかも知れませんが、今日はこれぐらいで勘弁してください。

というわけで、疲れてしまったので、懐メロを聴きながら、粉末煎茶はちみつミルクを飲んでひと休みします。

(今日も粉末煎茶はちみつミルクをつくりました。※写真は別の日のものです。いつ撮ってもほぼ同じなので)

粉末煎茶はちみつミルク、美味しいですよ。

EIGHTH WONDER – I’m Not Scared

「I’m Not Scared」は、1988年にイギリスのポップバンド”Eighth Wonder”が発売したアルバム『Fearless』の収録曲。
フランス、イタリア、スイス、ドイツ、英国でトップ10入りを果たした。
作詞・作曲はペット・ショップ・ボーイズのニール・テナントとクリス・ロウ。
出典: Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/I%27m_Not_Scared_(song)

参考資料

1.「食事:シュウ酸について」(国立健康・栄養研究所)
https://www.nibiohn.go.jp/eiken/question/FMPro%3F-db=question-bbs.fp5&-format=detail.htm&-lay=main&-sortfield=hatugenid&-sortorder=descend&delete==&-max=1&-skip=2&-find=.html

2.「Mindsガイドラインライブラリ」(公益財団法人日本医療機能評価機構)
https://minds.jcqhc.or.jp/n/cq/D0003085

3.「尿路結石症について」(独立行政法人労働健康安全機構青森労災病院)
http://www.aomorih.johas.go.jp/guide/umineko/2003/4.php

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