2022年度粉末煎茶のラベル案を考え中です

お土産物屋さんを経営しているお友達から「富士山の絵が入るといいな」と「華やかな色があるとよいな」とのアドバイスをもらって、望月ファームの粉末煎茶のラベルには、管理人が描いた富士山の絵を使っています。

富士山の絵は管理人の父親が撮影した写真を筆ペンでなぞって描きました。

元の写真(富士宮市内)

ちょっとゴツイ感じにしたくて、カクカクした感じで描いてみました
ゴツさにこだわり過ぎて、てっぺんの左右の出っ張りを高くし過ぎてしまいました

(富士山の絵は私が描きました。インバウンド客が買いやすいように英文を併記しました。英文はアメリカにお嫁さんに行った同級生にチェックしてもらいました)


もう一つのアドバイスの華やかな色を付けるのは、私には難しかったので断念して、今年の課題とすることにしました。

今年になって、パブリックドメインとなっている浮世絵のデータを入手したので、これだったら色がついているのでよいと思い葛飾北斎、冨嶽三十六景、凱風快晴をラベルにしてみたのですが、この製品が何なのか全く分からないので、ラベルの役目を果たしません。

葛飾北斎_冨嶽三十六景 凱風快晴

(パッケージに貼るとこんな感じです。凄く物足りない感じです)

やっぱり、この商品が何なのか書かないといけないと思ったので、その道のプロにデザインをお願いしたいと思ったのですが、そのような費用を回収できるほどの売り上げはありませんので、安価な画像編集ソフト「Paintgraphic 4 Pro 64」を買ってラベルを作成することにしました。



※著作権については以下の通り問題にはなりません。
「著作権の保護期間が満了している作品であればアレンジして利用できます」
「書体(タイプフェイス・フォント)は、著作権法で保護される著作物とは認められていないため、自由に利用することができます」
出典: 赤塚繁夫/上野善弘/久野寧子『デザイナーのための著作権ガイド』4版, PIE, 2018年 (p.24, 106)

以前フォトショップを契約していたのですが、使いかたを覚えるのが大変だったので、ほとんど使わずに契約を終了させた苦い経験があります。

今回は「安いソフトだったら、よく使われる機能しか搭載されていないだろう。そうであれば取説も簡単で使いかたを覚えられるだろう」と思って買ってみたのですが、使いかたを解説した書籍が存在しないため、ヘルプだけが頼りなのですが、細切れに書かれたヘルプを見ながらの作業は大変苦痛で、作業も全くはかどらず苛立ちが募るばかりで、最後には憤りの酒を煽って布団に潜り込んでしまいました。

翌朝、これではいけないと思って、今度は「Paintgraphic 4 Pro 64」を使っている人達はどうしているのか調べてみたら、使い方を解説しているビデオが売られていることが分かりました。

ここまでできる!「Paintgraphic」

ソフトそのものより高いけど、使い方を覚えられるなら安いものです。
迷わず購入しました。
(画像編集ソフトも説明の動画もソースネクストの割引品を買いました。会員になっていると割引品のメールが届きます。動画もたまたま割引になっていました)

ヘルプを見ながらさんざん試行錯誤しても使いかたが分からなかったのに、ビデオを見たらすぐに使えるようになりました。

元の絵です

1.元の絵に手を加えました
元の絵はちょっと暗いので少し明るくして、葛飾さんのハンコの代わりに望月の家紋を入れる場所を確保しました。
雲の量が増えてしまったけれど、青で塗りつぶすよりも簡単だったので、このようにしてしまいました。


2.生産者の表記
望月家の家紋と「MOCHIZUKI」を葛飾さんのハンコと同じ色にしました。

家紋とMOCHIZUKI以外は透明です

3.粉末茶の表記
フェルケール博物館で買った『蘭字-日本の輸出茶ラベル-』で取り上げられているラベルの真似をして、「JAPAN TEA」としています。

(『蘭字-日本の輸出茶ラベル-』は、こんな本です)

今までは「SENCHA POWDER」と表記していたけれど、今回のラベルは「JAPAN TEA POWDER」としました。
「JAPAN TEA」と「SENCHA POWDER」の両方を書くよりも、こっちの方がスッキリしていると思います。

日本茶といえばほとんどは煎茶なので、今回はSENCHAは省いてしまいました。

4.富士宮の表記
富士宮のお土産に買っていただきたいので「FUJINOMIYA」を入れました。

手作り感を出すために、真直ぐにならないように配置しました

上の4枚を組み合わせて以下のような仕上がりとなりました。

画像編集ソフトを使って、パッケージに取り付けた時の仕上がりを見て見ました。

これで、この商品が何なのかわかるようになりました。
試作のラベルの出来栄えを見て、問題がなければこのラベルを使うことにします。

と、このようなことをしていたら、もう3:00 p.m.です。
雨が降っているので、雨っぽい懐メロでも聴きながら、濃いお茶飲んで休憩したいと思います。

Gazebo – I Like Chopin

「I Like Chopin」は、イタリアの歌手ガゼボ(Gazebo)の楽曲。
1980年代半ばのイタロ・ディスコを代表する曲の一つとされている。
ヨーロッパのいくつかの国のチャートで1位を獲得した。
出典: Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/I_Like_Chopin

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